手厚い福利厚生で医療従事者の人材不足解消を狙う!

医療現場での人材不足は深刻です。高齢化社会に突入したとともに、新型コロナの流行で地域の医療を担う看護師など医療従事者のマンパワー不足がより深刻になっています。しかも、人手不足により医療従事者の業務量は格段に増え、休みが取りにくい、時間外業務が多いため離職する人も増えています。医療従事者の確保は各地で急務になっているのではないでしょうか。

人材不足解消するには、給与や残業代を値上げすること、業務を見直し無駄を省くこと、あるいは研修を充実させ次世代の育成を行うことなどの対策が考えられています。福利厚生を充実させることも人手不足解消の1つの手になるのではないかと期待されています。

福利厚生とは、健康保険や厚生年金などの社会保険制度のことです。労災、雇用保険なども含まれます。法律で義務付けられているものとは別に、病院が任意で導入している法外福利厚生もあります。たとえば、通勤手当や扶養手当、住宅手当また夜勤手当などがあげられます。医療従事者は転職の際に、夜勤手当や時間外手当、休日出勤手当などが支給されるか確認すべきです。夜勤手当といっても病院で差があり、数千円のところから1万円くらいつく病院もあります。少し変わっているところでは、地域によっては寒冷地手当がつく病院もあります。公立病院と民間病院では、福利厚生に差がある場合もあります。人材不足解消を真剣に考えている病院は、医療従事者の福利厚生を充実させ、求人が集まるように努力できるでしょう。